雪の日の配送は非常に恐怖だった。なぜなら、スタッドレスタイヤもはかず、さらに自動車保険にも加入していなかったのだから・・・。それでいて社員を大事にする会社をうたっているのだから聞いて呆れる。それならば、まず最低限社員を守る仕組みくらい用意しておいたらどうだと私は思う。
なぜスタッドレスタイヤをはかないのか・・・呆れてものが言えないとはこういうことを言うのかも知れない。その理由は、「一年に雪がふるのは1日や2日だけだ。たった1日や2日だけの為にスタッドレスタイヤに履き替えるなんてそんな経費をうちではかけていられない」・・・これをきいてあなたはどう思うだろうか。
確かにそうだなと言う人もいれば、いやそれは間違っている。スタッドレスタイヤは雪の日に限った話ではなく、路面の凍結にも有効だ。それを計算すれば、1日や2日ではない。さらにスタッドレスタイヤを履く事は今や一般家庭でも常識になっている・・・という人もいるだろう。
どちらが正しいか、それはその人の生きてきた環境や境遇にもよるかもしれない。私はもちろんスタッドレスタイヤは履くべきだと思う。何かあった時の為にスタッドレスを履いていたのと、スタッドレスタイヤを履いていなかったのでは外部に対しても印象が違う。
だがしかし、それを、つまりスタッドレスを冬の日にはかないことを百歩譲ったとしても、保険に入っていないのは間違っていると思う。
確かに損害保険は任意の保険ではあるが、ある意味、車に乗車する人のマナーであり、常識で加入が義務づけられているといっても過言ではない保険だ。
それに何時何時事故が起きるかわからない。どんなに気をつけていたとしても、不慮の事故は起きる時は起きる。そんな時にもしも、損害保険に入っていなかったら、社用車を運転中に何かが起きたら最後莫大な金額を請求され、それを返す為だけに働くことになりかねない。
もし保険に加入していなかったとしても、会社が全ての損害に対する責任を負ってくれるのならまだしも、全ては事故を起こした当の本人に被せられるのだからたまったもんじゃない(一般的に、そんなのは無責任すぎてあり得ないが・・・)。
それでいて、社用車なしでは営業活動が難しいのだから、もうなんていうかはちゃめちゃなのである。
やはりブラック企業は、当事者だけではなく、クライアント含めそれに関わる全ての人を不幸にする。ブラック企業は、社会にとって公害以外のなにものでもないのかもしれない。
つづきはこちらから【ブラック企業体験談】唐突に解体される営業三部。それにより白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)の支配下に置かれることになった私
[…] つづきはこちらから【ブラック企業体験談】ブラック企業の常識は一般的な非常識であった。 […]