【ブラック企業体験談】クラッシャー上司との会食・・・次の日、私は、はじめて会社をさぼった。

私とKが白髪のクラッシャー上司スネークと会食をした次の日、私は会社を休んだ。
昨日の会食で、私こそKのようには詰められてはいなかったのだが、今まで描いていた会社に対しての疑惑は深まり、一体私は何をしているのだろうと考えた結果、仕事に対してのモチベーションが著しく下がり、ちょっと会社と距離を置き今後のことを考えたいと思った。

 

また、昨日の会食が終わってから、実は私は場所を変えKと飲みなおし、今後の作戦を練ったことがひとつの理由だ。白髪のクラッシャー上司との会食が終わってから私たちの会社に対しての不満はついに爆発した。

 

今まで理性でなんとか押さえつけていたもの、今回の意味のない、わけのわからない会食により私たちの怒りはついに爆発した。今後私とKでこの理不尽なブラック企業をなんとかしていい方向に変えていけないだろうか・・・私とKはその場でアイデアを出し合った。

 

そのひとつが、とりあえず、この問題を表面化することだった。そして社内にいる信頼できる人間を徐々に巻き込むことで、私たちの勢力を集めクラッシャー上司と対峙する。人数は多ければ多いほど良い。

 

とは言え、私が転職したブラック企業では、それを行動に移すのには非常に難しい問題があった。それは前述した通り誰かに相談すれば、すぐにその情報がまわり、何もかもが筒抜けになるというブラック企業独特の文化による。

 

だから、一旦誰かに相談すれば最後、それは全社員に伝わることを意味する。ではどうすればいいのか・・・信頼できる人間は数名だがいる。でも、どうきっかけを作るのか・・・とりあえず、社内の誰かにこの危機的状況を感知してもらわなければならない。

 

今日の会食のことは全社員が知っている。だったら・・・その次の日にどちらかが会社を休んだとしたら、それにより牽制できるのではないか・・・ちょっとでもいい、社内のまともな人間が今日のことを感知してくれたら・・・稚拙だが、私たちが選んだ結論はそれだった。そして、あえて詰められていた、Kではなく私が会社を休むということにした。

 

だから、無理していけば会社に行けないことは無かったのだが、私は意図的に会社を休んだ。

 

かくして、私とクラッシャー上司との戦いの火ぶたは切られた。

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