流れをつかむと言うのは本当に大事で、様々な事業の浮き沈みをみてきて思うのだけれども、やはりそれぞれの事業には流れがある。
僕が最初にそれを体感したのは2006年頃だったと記憶しているのだけれども、インターネット上にホットマーケットと言うのが確かに存在した。風が吹けば桶谷が儲かる状態で、本当にあまり考えなくてもバンバンある商品が売れる市場があった。
個人、法人関係なく、新商品が出るたびに、驚くような額を簡単に売り上げることの出来る市場が確かに存在した。
残念ながら、その頃僕は、ある事情により、そのホットマーケットを指を加えて見ているしか無かった。なのでそこで流れに乗ることが出来ずに、後々苦労することになったのだけれども、今思えばそれもよい経験となったのではないかなと思う。
要するにその市場はバブルだったわけで、たったの2年くらいで急激に落ち着いていった。その頃、勢いに乗り起業した人もいるのだけれどもその大多数はその流れを理解できずに失敗して去って行った。
もちろんその中にも、いまだに堅実な経営をしている方はいるけれども僕の見た限り、大多数の方が去って行ったと感じている。
事業の流れに乗ると、本来の自分以上の力が出る。それが追い風ということなのかも知れないが、本来の自分以上の力が出るので、読み間違えると、あっという間に破綻する。
ただある程度準備ができている人にとっては、美味しいチャンス以外の何ものでもない。例えるならば昇りのエスカレーターに乗っているようなものだからだ。
季節で言えば夏の状態なのだと思う。ガンガンに売れるけれども、秋が近づいており、冬に備えて支度をしなくてはならないという時期。だからそれを読み間違え、秋冬がこようとしているのに、そんなものおかまいなしに、いつまでも夏だと勘違いしている者たちにとっては厳しい時期にあたる。
まるでありとキリギリスのキリギリス状態のようなものなのだと思う。
その経験から言えることは、やはり流れに乗ったもん勝ちなんだなと。そういうマーケットを探し当てれば本当にバカでも、間抜けでも、資源を注力するだけで簡単に稼ぐことが出来る。
それは断言できる。
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