人間も仔犬も、同じです。
たっぷり遊んだものが、豊かさを得ることが出来る。
渇きと潤いの両方を知ることになる。
糸井重里
やっぱり遊ぶことってものすごく大事です。
遊ぶこと自体が大事と言うよりも、やっぱりその遊びを通していろんなことにつなげる発想が大事だと思うわけです。やっぱり適度な遊びがあるからこそ、そこからヒラメキってうまれます。不思議なことにヒラメキって遊んだものが蓄積されて突然どこかでポンッとうまれて来ることが多いです。だから「降ってくる」っていう表現をするのかと。
これはもう本当、何かをみた、聞いた、話した、触った、食べた、嗅いだ・・・全ての経験がヒラメキに直結しているといっていいくらいです。
おそらく頭の中に経験格納庫みたいなところがあって、経験したことの全てがそこに溜まっているのだと思います。そこに格納されている経験は、普段は取り出すことが出来ないのだけれども、何かの拍子に、何かのきっかけで突然飛び出してきます。
しかもいろんな経験とくっついて新しい素材として突然飛び出してきます。飛び出し方も様々で、イメージとして飛び出すこともあれば、言葉として飛び出すこともある。たった一言だけ「やっぱり愛だよね」と言う風に飛び出すこともある。
それは、普段は交わらない言葉でもその時の状況などで一気に思考がつながり全てをかろやかに解決してくれたりします。
つまり普段だったら普通にスルーしてしまう言葉でも、その時の状況や今考えている問題を簡単にぶちこわしてくれるほどの恐ろしいほどの発想や解決策をもたらしてくれたりする。
スタジオジブリの宮崎駿はこのことをNHKのプロフェッショナル仕事の流儀で「脳に釣り糸を垂らす」と表現していましたが、私たち凡人でもそういうことはやはりおこりえます。
何かひとつにガーっと取り組んでいる時よりも、何かこう、ふわふわとした状態で仕事に取り組んでいた方が、ヒラメキって起きやすいでしょう?
それと同じだと思っていて、やっぱり気持ちのどこかにゆとりがないといい発想もうまれてこないし、良い仕事もできないのだと思います。
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