【ブラック企業体験談】遂にクラッシャー上司に目を付けられる私。ことの発端は松堀の報告によるものだった。

私とKが松堀に真実を話したその日、営業部の飲み会があった。
この飲み会は前もって計画されていた飲み会だったので急遽開かれたわけではない。しかしこの飲み会により私とクラッシャー上司の関係は大きく変わっていくこととなる。

 

飲み会には、松堀が出席していた。私ははじめ、20人以上いる営業部員の端の席を陣取っていたのだが、飲み会の最中クラッシャー上司によって呼ばれ、クラッシャー上司のすぐ近くの席に移動することとなった。

 

そして私が移動したことによりクラッシャー上司スネークによる私への攻撃が始まった。そして、それはなんの前触れも無く突然始まった。

 

「おい、お前」クラッシャー上司は私の方に蛇のよな睨みを利かせて私に言う「知ってんだぞ、お前がオレのことを会社の上の者にちくっていること」私は一体何のことだかよくわからなかったのだが、次の言葉で全てを悟る「この前の会食のこと、お前松堀にちくっただろ」私は松堀の方をみる。

 

しかしそのとき松堀は電話をしており、その話の輪の中にはいなかった。「お前、オレのことを上司と認めていないといったようだな」更にクラッシャー上司は続ける。「オレは全部知ってんだぞ、お前たちが今日どんなことを話したのか」そこで松堀がかえってきた。しかしクラッシャー上司スネークはそれを気に留める様子も無く続けた「オレのもとにはな。逐一社員がどんなことを言ったのか全て情報が入って来るんだよ。あまりオレをなめない方が良いぞ」

 

その後は急に公の場での「詰め会」に変わった。そして周りにいる社畜社員はそんなクラッシャー上司に詰められる私を見て見ぬ振りをしていた。私は居たたまれず、トイレに行くと良い席を立ち、その場を離れた。そして戻ってきた時には違う席へと着席したのだが、それをクラッシャー上司スネークが見逃すわけはない。

 

しかし、私も意地になりその誘いには応じなかった。すると、後で聞いた話なのだが、それからも私の悪口をクラッシャー上司はみんなへの当てつけのように言い散らしていたという。もちろん松堀もそれを聞いていたようだ。しかし松堀は特別フォローに周るわけではなく、聞かぬふりをしていたようだ。

 

そして、その松堀の態度に気がつかなかった私はここでヘマをすることになる。私は松堀の携帯にメールを入れたのだ。

 

「松堀さん。ご覧頂いた通りです」

 

そもそも、メールを入れたこと自体が間違いだった。私がそのようなメールを入れたことがまた、クラッシャー上司に伝わることになったのだから。そして状況はこの先悪化の一途を辿るばかりだった。

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