まさか、私がブラック企業に入社することになるとは考えてもみなかった・・・

ブラック企業なんて他人ごとだと思っていた。
そんな私がまさか、ブラック企業に入社することになるとは・・・。

 

私は心底腹が立っている。

 

私が転職した会社がブラック企業だったのだ。自分のせいと言われてしまえばそれまでだが、転職に際し私は出来る限りのルートを使い、入念にリサーチした上で入社した。ネット上でも「○○株式会社 ブラック」や「○○株式会社 2ch」、また隠語でブラック企業かどうかの確認の検索をし、入念に調べさせて頂いた。それでもなお、ブラック企業に就職してしまった。とんでもない大失態だ。

 

もちろん、私のリサーチが甘かった・・・と言われてしまえばそれまでなのだが、細かい社内の内部事情など、どうして調べることが出来るだろうか。実際に働いている社員にきくしか道はないと思うが、そこで働いている社員は間違っても第三者がいる前で会社の悪口など言うことはないだろう。

 

だったらどのようにして調べれば良いのだろうか。どのようにしてブラック企業の判断をすればいいのだろうか。実は判定基準、つまり実際の内情を調べる手段は2つしかない。

 

1,実際に中で働いている人にきく
2,その企業と間接的に関わりのある社員にきく

 

ブラック企業かどうか調べる手段は、この2つしかない。だとすれば調べるにしても自ずと限界があるし、転職に際し、その二つの情報を知りうる為の人脈がある人はそうそうないのではないだろうか。

 

もしかしてあなたはネット上で「○○株式会社 ブラック」と検索しても出てこないから安心だと思っていないだろうか?

 

ブラック企業かどうかを判定する上できっと多くの人は、「○○株式会社 ブラック」や「○○株式会社 2ch」などの検索をかけ、検索ページに出てこないからブラックではない、安心だ・・・と思っている方は多いのではないだろうか?

 

また、例えば「Vorkers」を代表する会社口コミサイト、内部で働いている社員による会社評判サイトなどの情報で良い情報ばかり出てくる、また検索しても会社名が掲載されていないから安心だと思っていないだろうか。

 

更に言えば、10年でほとんどの企業がなくなると言われている昨今、会社が数十年など長く続いているから安心だ、ブラックではない、ブラックはIT業界を代表とする新興企業だけだ、ということを考えている人も多いのではないか。

 

結論を言わせてもらえばそれらは、真っ赤な嘘である。

 

その理由はこれから、述べさせて頂くこととするが、「〇〇株式会社 ブラック」と出てこないのは、様々な理由が考えられる。簡単な理由をパッと挙げさせてもらうのならば、例えば、そもそも忙しすぎて書く暇や気力がない、誰が書き込んだか特定できるので会社から圧力をかけられる。さらに言わせてもらえば、そもそも頭が悪いのでおかしいことをおかしいとおもっていない。私が転職した会社がまさしくそれ。みんな馬鹿ばっかりだったため、おかしいことをおかしいと思っていなかった。

 

おかしいことをおかしいと思わず、そこで働いている社員が洗脳されてしまっていた。低賃金で長時間労働、土日はタイムカードを切らないだけで実質仕事をしなければならない、ゆえに休みはゼロ。パワハラは日常茶飯事、クラッシャー上司と呼ばれる理不尽な上司の存在。会議では都合のいいように報告し自分たちにとって都合の悪いことは隠蔽する隠蔽体質。従業員の過剰な負担と短期の雇用による使い捨てを前提としたビジネスモデル・・・言い出せばきりがない。

 

やはり会社は中で働いている社員によって決まる。私は、今、改めてそれを感じている。

 

こんな会社が世の中にたくさんあると思うと正直反吐(へど)が出る。
「環境のせいにするな」と多くの大人たちはいう。だが、それは本当のブラック企業に入社したものにとっては、大人たちの「言い訳」にすぎないということを知るはずだ。私は、「環境のせいにするな」と言う大人たちは一度ブラック企業に入社してみれば良いと思う。私と同じように社会を見る目が180度かわるはずだ。

 

私は、ブラック企業なんて世の中から消えてしまえば良いと思っている。ブラック企業がなくならない限り、日本の将来はないと思う。それはなぜか、詳細については後で詳しく書き記していくことにするが、ざっくりと言わせてもらうならば、人が定着をしないということは将来の日本をになう若者の技術力やノウハウ、また労働力が蓄積されず、将来の日本を担う若者たちの未来を奪っていくことに繋がる。ブラック企業の一番の問題点は使い捨ての労働力なのだ。

 

ブラック企業を野放しにしてはいけない。これはあなた個人の問題だけではなく、しいては日本の将来の為だと本気で私は思っている。

 

みんなが豊かに暮らしていける社会など幻想にすぎないのかもしれないが、私はその幻想を少しでも実現できるように動いていきたいと思う。

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